魚系男子の気まぐれ日記

子供な僕が日々大人になっていく様子をお届けしたりします。

10/18 IoT CONFERENCE

 

 

先日、IoTカンファレンスに行ってきました。

その詳細をお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

まず、IoTとは?

モノのインターネットInternet of ThingsIoT)は、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによる社会の実現も指す

「物のインターネット」と表記された例もある

「第1段階:見える化」「第2段階:制御」「第3段階:最適化・効率改善の自動化」の段階がある。複数のフェーズがあり、IoT-Iではモノ・人工物、IoT-IIでは人・生物、IoT-IIIではデータ・プロセス、IoT-IVではあらゆるモノが接続される。

 

 

以上は、ウィキペディアからの引用です。

最近の例では、アップルウォッチがとても良い例ですね。

あとは、fitbitなどの体調管理をしてくれるウェアラブルバイスなんかもそうです。

 

 

 

 

IoTでは、

①センサー  ②クラウド  ③アクチュエード

の順番で情報が処理されていくのですが、なんのこっちゃわかりません。

なので、簡単に歩数計で例えます。

 

センサー

事前に登録しておいた体重や年齢、性別から、

歩いた歩数や心拍数を感知し、その集計データを

インターネットを経由してクラウドに渡します。

 

クラウド

ここでは、「ピザの宅配」を例に挙げて説明します。

宅配ピザ業者に電話をすると、30分ほどで自宅にピザが届きます。

 

ただ、どこで、どんな材料を使って、どんな人が焼いているかは

私たちにはわかりません。

しかし、私たちのところにはちゃんとピザが届く。

 

このように、実体はよく見えないけど(これがクラウド=雲の由来です)

ピザを注文すればピザが届くようなシステムのことを

クラウドどいいます。

 

ここでいえば、健康管理のスマホのアプリです。

インターネットを介して、専用のスマホアプリにデータを送れば、

後はその中でカロリー計算や脂肪燃焼度を計算してくれる、

みたいな感じです。

 

そのスマホに直接インストールし、サーバやデータを管理しなくても、

アプリをインストールして使い方に従えば、あとの処理はクラウド側が

ちょちょいっとやってくれる、ということです。

 

 

アクチュエード

は、その計算したデータを、アプリ上に表示することです。

 

 

インターネットとモノを繋いでいるので、IoT。

 

 

これで、少しはIoTが身近に感じて頂けたかと思います。

 

---------------------------------------

 

 

 

では、ここから少しずつIoTCONFERENCEの内容にも触れながら、

これからどうIoTが生活に根付いていくのか?

という視点で書いていきたいと思います。

しばし、お付き合いください。

(※私もIT業界初心者のペーペーなので、なるべく初めて

  読んだ方でもわかりやすく書いていくつもりです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでの話で、IoTとは何か?

ということが、少しお分かりいただけたと思います。

 

じゃあ、

  • そのIoTってどこにあるの??
  • これから私たちの生活とどう関わってくるの?

というところが気になってきます。

 

 

つい3,4年前までは、上で取り上げたような

ウェアラブル端末(センサー有の身につける電子機器のようなもの)は

ありませんでした。

というか、スマホ及びiPhoneが登壇してきたのも

割と最近の話です。今では当たり前になっていますが。

 

この辺りから、

 

コンピュータ=パソコン

 

って構図が少しずつ変わり始めました。

手に取って、身近に感じられるものになった

といっていいと思います。

 

 

 

それが可能になったのは、

他ならぬ、技術の進歩があったからです。

 

それにより、今までは実現できなかったことが

簡単に / 低コストでできるようになった、というのが

インターネットやコンピュータが身近に感じられるように

なった理由だと思います。

 

また、これにより、IoTの市場も格段に伸びました。

センサーの小型化や、かかるコストが低くなったため、

たくさんの企業がこの市場に乗り出してきたのです。

 

現在のデータでは、

2014年の市場規模 ⇒ 5400億円

2020年の市場規模 ⇒ 13.8兆円

 

になるとまで言われています。

それだけ、期待値や可能性があるという

何よりの証拠だと考えられます。

 

 

では、IoTが導入しやすい時代になってきたことはいいとして、

どのように導入すればいいのか?と思っている人も

少なくないと思います。(これは経営者視点の話です)

 

僕も、正直よくわかりませんでしたし、話を聞いた後でも

具体的なアイデアが浮かんできません。笑

 

 

 

しかし、このCONFERENCEでは、そこについて非常にわかりやすい例が

提示されていたので、それをご紹介します。

 

 

1、介護ビジネスの例

 

ここでは、

  1. 計測(センサーによるデータの収集)
  2. ギャップ分析(現状の把握と改善策の立案)
  3. 作業指示(改善策の実施)
  4. 分析(効果測定)

から構成されるローテーションをご紹介します。

 

※ここで紹介するケースとして、老人ホームや介護施設等を

 イメージしてもらえると話が呑み込みやすくなります。

 

 

1、計測(センサーによるデータの収集)

    施設にいる高齢者の方に、ウェアラブル端末を装着してもらい、

   体温や心拍数などから健康状態を管理し、異常があれば

   介護士や医者がすぐにわかるよう常時把握できるようにする

 

2、ギャップ分析

   上で得た情報から、以前まではルート化していた巡回コースを

   見直し、優先度の高い順にしたり、日によってコースを変更

   できるよう柔軟に対応出来る仕組みを作る

 

3、作業指示

   実際に、介護士や看護師、ヘルパーの方に指示する

 

4、効果測定

   試してみた効果・結果を測定し、次に活かす材料にする

   (1に戻る)

 

 

2、工事現場の例

 

よく、なんでもないところで道路の工事がされていたり

することがあります。僕もよく見かけます。

 

ここにも、意外とIoTが生かされています。

  1. 車に付けられたセンサーから、大量のデータを収集
  2. そこから道路の耐久度を割り出し、工事が必要な箇所を決める
  3. 事前に補強をする

 

 

 

 

みたいな感じで、身近にIoTが生かされています。

他にも、より身近に感じられるものがたくさんありますし、

これからどんどん面白いアイデアが出てくると思います。

 

今回のカンファレンスで紹介されたものだと、

みたいなものです。

 

詳しくは、下記のリンクを覗いてみてください。

海外用Wi-Fiルーターレンタル「グローバルWiFi®」をスマホキーで受け取れるスマートピックアップに、スマート宅配BOX ®を採用 | ニュースリリース|株式会社エスキュービズム|S-cubism inc.

IoTインテグレーション事業|株式会社エスキュービズム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この他にも、IoTを導入することによって解決できる課題が

語られたり、これからの時代の移り変わりについても

面白い議論が多数ありましたので、気になったところを

ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

① IoT は ”マジックワード

 

IoT(Internet Of Things)という言葉の略称としてIoTがありますが、

その実態がイマイチ見えてこないネーミングでもあります。

これを言われて、すぐにここで紹介したようなものを思い浮かべることは

容易ではないです。抽象的すぎるところがあります。

 

なので、これからは、より細分化し、IoTの中でもジャンルや区分に

分けられ、社会に広がっていくのでは?という話題が挙がりました。

 

 

 

 

②ロボットの普及により仕事がなくなる

 

これは、今ではよく言われていることですね。

自動化できる仕事、ルーチンワークや計算処理などは

コンピュータに取って代わられ、クリエイティビティが

より求められる時代になるなと、個人的にも感じます。

 

ただ、今後、今の「ロボット」のイメージではなくなる、という

ことがここでは言われていました。

ロボットと言われれば、最近だとペッパーが思い浮かびますが、

単なる人型のみがロボットではないということです。

 

1つの機能として成立し、労働力となり、センサーがあれば

それはもうロボットということができる。

今後はそういったものがどんどん普及していく。

というのが、ここで言われていたことでした。

 

また、ロボットのみならず、IoTの積極的な導入によっても

人の仕事は無くなっていく、とも言われていました。

 

例えば、

RFIDタグ

というものがあります。

これは、今後バーコードの代わりになっていく技術です。

 

 

 

コンビニの棚卸しをイメージしてください。

現在では、1つ1つの商品のバーコードをスキャンし、

在庫の確認などを行っています。

 

しかし、これがこのタグに変わると、

タグに含まれるセンサーを機器が読み取り、

電波で感知することができます。

 

また、一度に複数の商品を読み取ることができることや、

わざわざ商品にかざさなくても、機器から発せられる電波に

センサーが反応するだけで読み取りが可能となるので、

大幅な時間や人件費の削減ができます。

よって、コンビニバイトの人数が必要最小限に抑えられ、

深夜まで残ってやる必要も無くなります。

 

 

これは一例ですが、これからはこのようなことが

いたるところで行われるであろうと、容易に予想できます。

 

 

 

 

③既存の価値基準の崩壊

 

 少し前に、”ビットコイン” という仮想通貨が

流行ったことを覚えている方も多いと思います。

 

ただ、一過性のもので、これからも既存のお金が

物の対価として成立する時代が続いていくと思った方も

いらっしゃるのではないかと思います。

 

ここでは、その神話をぶちこわします。

 

あと5年もすれば、僕は仮想通貨や現在のクレジットカード、

ペイカードなどが一般的に普及し、今”現金と呼ばれているもの”を

持ち歩く時代は消失すると考えています。

 

今回のIoTCONFERENCEで僕が印象的だったのが、

 

【「信頼」「信用」の可視化を目的に、現在の通貨制度が普及した】

 

という話でした。確かに、と思いました。

今でも、現金でないと安心しない、という方が

結構な数いらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

 

そこで、

『ではなぜクレジットカードが広く受け入れられているのか?』

と、少し考えてみました。

目に見えない通貨の、代表格であるはずなのに、

なぜ生活に根付いたのか?

 

 

その汎用性・自由度にあるんじゃないか?と思いました。

基本的に、現金の場合だと

  • 今持っている通貨の分だけしか買えない
  • 今その場でしか買えない
  • 今ある在庫の分しか買えない

という制限がつきます。

昔はそれが当たり前でした。

 

しかし、インターネットが普及し、

皆が利用できるような環境が整い始めた。

 

そこで、誰かが考えた。

「銀行の口座をデータで管理しているなら、

 そのデータを利用金額分だけ差し引きできるようにれば

 便利なんじゃないか??」

 

それが今では当たり前になり、既存の現金と併用して

使われるようになった。

 

 

そう考えると、いずれ現金がなくなることは

想像するに難くない話だと思います。

時間の問題。

盗られるリスクは格段に減少しますし、

管理する側も少しパソコンを触れば利用停止ができます。

 

普及しないメリットがないです。

というわけで、現金消滅説を推奨します。

 

 

 

そこから、更に話を進めます。

その話をしないと、ここに書く意味があまりないので。笑

 

SuicaPASMOなどが利用できるようになったのは、

センサーが安く導入できるようになり、広く一般的に利用できる

環境が整ったからです。

切符よりもその方が便利だと判断し、導入した鉄道会社さんの

時代を先読みする力は本当にすごいです。

電子改札機なども、IoTだと言えるわけです。

 

そこでお金として使われているものも、実際に数字として

目には見えているけれども、仮想通貨だといえます。

 

それが、今まで書いてきた話で、

食事代や鉄道などでは、今のスタイルが継続されると思います。

 

 

 

しかし、現在の価値基準は通貨という形をしていますが、

何かの対価として成り立つものが必ずしもお金である必要はない。

というのがここで僕がしたい話の主です。

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。

 

そのひとつとして仮想通貨がありますが、

例えば、何かの権利やサービスは対価として成立しないのか?

と言われれば、そんなことはありません。

 

物々交換の時代から、現在の通貨による対価交換の時代へ。

そこから、通貨による対価交換に加えて、

事々交換、事モノ交換、事通貨交換、などなど、

もっとバリエーションが広がる時代が来る。

 

僕は、そんな風に考えていますし、そっちの方が楽しそうです。

 

 

今でも、似たようなことがたくさんあります。

株主優待とか、ポイントカードの特典とか、

まさにそんな感じですよね。

 

うちの会社の株を一定金額購入してくれれば、

サービスや権利を対価(厳密には対価ではないですが)

として相手に渡す。

「月曜から夜更かし」の桐谷さんとかまさにそんな感じです。

 

この例はまだまだ間接的ではありますし、

あくまでも現在の通貨を主軸に置いたものですので

まだまだイメージはしにくいと思います。

僕も、わかりやすいような具体的な例がうまく挙げられません(←おい)

 

堀江さんは、

トークンエコノミー(価値や権利を証券化

がくる、とおっしゃってました。

 

ただ、お金の代わりに、自分の能力や、権利、サービスも

対価として成立する時代は間違いなく来ます。

 

また良い例が浮かんだら更新します。

 

 

 

 

 

 

 

④その他気になったこと一覧

 

  1. ウーバーイーツ面白そう
  2. ARの導入で買い物体験が大幅に変わる
  3. スマートハウスはまだまだ普及しない?
  4. 正確化・平等化しないといけないところはロボットが使われる

 

順に説明していきます。

 

1、ウーバーイーツ

   登録してある店舗の料理を、注文すれば指定の場所に

   届けてくれるサービス。

   ネットでのクレジット決済、美味しいお店のできたてが

   食べられる、割と早く届けてくれる、

   ウーバーに登録している運転手が届けてくれるので、

   雇用の拡大になる、など可能性はたくさんありそうです。

 

2、買い物へのARの導入

   ネットでのクリック購入と、その間にヴァーチャル体験が入る

   のとでは、購買意欲の掻き立てられ方が格段に違う。

   まるで、店舗で手に取ってみたような体験をするだけで、

   感情が入るので人はものを買うようになる。

   そこにARが積極的に導入されるのでは?という話です。

   

   例えば、インターネットでの購入でも、スマホやPC上で

   実物大のものを360°から見てからだとより購入したくなります。

   また、洋服屋でも、指定の服が鏡に着ているように映るような

   技術がもっと積極的に導入されれば、色やサイズ欠けでの

   損失が減ります。

 

 

3、スマートハウスの普及

   広く一般的に普及はまだしないと思いますが、人によって

   必要な機能をピンポイントで導入できるようになれば、

   市場が伸びるのでは?という話が出ていました。

   CONFERENCEで挙がった例では、

     ”帰宅時、家に近くなるとそれをセンサーが感知して、

     部屋の電気をつけておいてくれる機能”

   というなんでもないことでも、一人暮らしの女性にとっては

   安心もするし防犯やストーカー対策にもなるので安心するという

   意見があった、という例です。

   このように、ニーズに合わせて自分用にカスタマイズできるように

   なれば、スマートハウスの普及もあり得そうです。

 

4、ロボットの導入箇所

   これは言わずもがなですが、人によって差異があってはいけない場所

   (正確かつ平等な態度が要求される接客など)への導入は

   これから増えそうです。

   その一方で、臨機応変に対応し、サービスを付加価値として

   求められるようなレストランなどでは、よりそのクオリティが

   求められるようになりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上が、今回のCONFERENCEのまとめとなります。

 

今はまだそこまで大きく普及していないIoTですが、

これからその数は劇的に増えていくことが予想されます。

 

その時に考えないといけないことは、

人の根源にある、本質的な問題解決ができるものを

作っていくということ。

 

常に人が抱える悩みに目を向け、

どうすれば解決できるか?

ということを頭の念頭に置いておくこと。

 

より人が豊かに、幸せに、笑顔になるものを

作り続けるという気概を持つこと。

 

 

全ての仕事において共通する考え方が、

IoTでも求められるな、と感じました。

 

僕も社会人一年目ですが、

これからの時代の変革の波に楽しく乗れるよう、

常に意識しないとダメだな、と思いました。

 

 

大変長くなりましたが、これで以上となります。

読んでくださりありがとうございました!